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矩計日記 
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早川義夫ライブ
この前の日曜日に、神戸塩屋の旧グッゲンハイム邸で行われた早川義夫のライブに行ってきた。
JR塩屋駅前。改札口を出て、階段を降りてくるとすぐに細い路地があったりしておもしろい。
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旧グッゲンハイム邸へは線路沿いの細い坂道を東に歩く。
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この道沿いに山陽電鉄の線路が延びていて、その向こうにはJR山陽線の線路が通っている。そのまた向こうが国道二号線。あとは海。海はまっくらで当然見えない。

旧グッゲンハイム邸には駅から歩いて5分ほどで着いた。
外から部屋の中が見えて、とてもきれいだった。建物の中に入ると、生ビールや酒を片手に歩いている人なんかがいた。椅子席はすでに埋まっていたので前の方に敷かれた座布団の上に座る。
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開演の19時半になると、真っ赤なシャツの早川さんがピアノの方に歩いていって、演奏がはじまった。
サングラスだろうと思っていたら、ふつうの丸いメガネで意外だった。客の方を見ながら歌ったりするのにもおどろいた。にっこり笑いかけながら歌っているようにも見えた。もっとこわい感じだとおもっていた。DVDを観た限りでは。

歌声もピアノを弾く音も力強く、はっきりと聴こえてくる。ピアノの弾き語りなのだが、足でリズムをとる音がドンドンと大きく、床を伝わってこちらのお尻にまで響いてきた。ピアノを弾きながら椅子の上で跳ねるような動きをしたり、体を前後に大きく動かしたりするのがすごかった。

「赤色のワンピース」がよかった。「猫のミータン」はさらによかった。「猫のミータン」をCDで聴いていたときは、こんな甘ったるい歌はちょっと、とおもっていたけれど、この日はまったく違って聴こえてきた。”信じあうことなんて必要ないね”とか、”恩を着せあうなんておかしなことだよね”という歌詞がいいなと思った。

「風月堂」を歌い終わった後に、早川さんは、新宿に昔あったという風月堂について話した。内容はエッセイで書かれているのと同じなので知っていることだったけれど、こういう話し方をするんだなあとか、そんなおかしなところに感動した。
by kanabakari | 2012-11-18 01:19 | 雑記 | Comments(0)
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