ブログトップ
矩計日記 
kanabaka.exblog.jp
夢の街 その他の街
d0160921_1444994.jpg

きょうから9月。台風接近中。午前中、強い雨が降った。むしあつい。
野坂昭如『行き暮れて雪』(中公文庫)をすこし読む。それにしても分厚い本だ。上下巻に分けてもよさそうだけど、分けてしまうと勢いがおちてしまうのか。ぜんぶで780ページもあって、文庫本のくせして重たくて、あまり持ち歩く気にもならない。

ちょっと休憩して、最近買った小林信彦『夢の街 その他の街』(文藝春秋)をひらいてみる。装幀は平野甲賀。
収録作品は「みずすましの街」「八月の視野」「息をひそめて」の三作品。
「みずすましの街」と「息をひそめて」はかなり前に読んだことがある。そのときは、こういう地味な小説もおもしろいけど、小林信彦はコラムのほうがずっといいとおもった。いまでも「週刊文春」のコラムは、立ち読みだけど愛読している。
解説は野呂邦暢が書いている。野呂は小林信彦を多方面の才能にめぐまれた「ふしぎな作家」と評し、読者はめいめいの好みで読めばいいといっているのだが、野呂自身はこの本に収められたような自伝的作品群を愛読していたのだそうだ。そういわれると、もう一度読みたくなってくる。
[PR]
by kanabakari | 2011-09-02 00:21 | | Comments(0)
<< ツイン21初日 春の外套 >>