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矩計日記 
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おひとりさま
さらさ花遊小路で行われた古本市「古本市へ行くつもりじゃなかった」へ行ってきた。開店の十分前に到着。お店は奥行きのある町家の建物なので中の様子がよくわからない。しばらくすると何人かが店の前に並びはじめたので同じように列に加わった。が、いつもの古本市とどこか雰囲気がちがう。前後を見ると大学生ぐらいの若いカップルばかり。古本ってこんなに流行っているのかとおどろいていると、やがて中が明るくなって開店。すこし慌て気味に店内に入ると、カップルたちは古本には目もくれずに二階に上がっていった。よく知らなかったのだが、さらさ花遊小路は町家を改装した二階建てのカフェらしい。みんなランチを食べるために並んでいたのか。古本市の会場は、一階の奥のギャラリースペースとチラシに書かれていたので、奥へ行こうとすると、店の人に、何名様ですかと聞かれた。予想外のことで言葉が出てこず、あいまいな表情で無視をしてしまう。古本市に来たのはぼくひとりらしい。ちょっとはずかしい。

本をえらんでいるとだんだん人もふえてきて、いつもの一箱古本市の雰囲気に。寺山修司『田園に死す 草迷宮』(フィルムアート社)と林哲夫『古本デッサン帳』(青弓社)の二冊を買って外にでる。きょうは祇園祭の宵山。まだお昼だけど人が多くなりそうなので、逃げるようにして阪急梅田行きの特急に乗った。

大阪も暑い。天牛書店、末広書店、天牛堺書店を見て歩く。天牛堺書店で尾崎一雄『あの日この日』(講談社)を買った。買ったはいいが、上下二巻のこの本がけっこうな重量だった。大江橋を歩いて渡っていると西日がまともに顔を射す。汗があふれだす。安いからといって何でもかんでも買うもんじゃない。このまま本を抱きかかえて堂島川に飛び込んだら、さぞかしよく沈むにちがいない、と思った。
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by kanabakari | 2011-07-16 23:50 | | Comments(0)
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