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矩計日記 
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秋風三十年
この二、三日で急に水分をとる量がふえた。水分はできるだけとった方がいい、とよく聞くけど、むかしはあまり聞かなかったような気がする。窓を開けても暑いので扇風機を出す。置く場所がないとおもったらストーブを出したままだった。ストーブを片付けてその場所に扇風機を置いた。でも、そのまわりは本だらけで暑苦しい。

野口冨士男『作家の手』(ウェッジ文庫)から『自伝抄「秋風三十年」』を読む。復員後の越ヶ谷での生活や、十五年かかって『徳田秋聲傳』を書きあげていくところや、和田芳恵との交友などが印象にのこる。和田芳恵と会うと、酒の飲めない二人はいつも喫茶店でコーヒーを飲みながら語り合ったというエピソードを読んで、広津和郎の『年月のあしおと』にでてきた広津和郎と宇野浩二の関係を思い出した。コーヒーを追加注文したり店をハシゴしたりして、五、六時間も語り合い、話す内容は秋声のことばかりだったという。徳田秋声も読んでみたい。
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by kanabakari | 2011-06-24 01:27 | | Comments(0)
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