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矩計日記 
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駅前本屋
 右足の小指のつめが黒くなっている。
 数ヶ月まえ、ベッドのかどで激しくぶつけたところを、そのままにしておいたら変色したのだ。
 このどす黒いつめは、半分剥がれてしまって何の役にも立ちそうにないのに、小指の上に居座っておられる。図々しいのは持ち主に似たのでしょうか。こんな状態でもつめは伸びようとするものなんですかね。生きているのか死んでいるのかはっきりしないモノを、きょうもおそるおそる切ってみる。

 夜、恵文社バンビオ店へ。
 とくに欲しいものがあったわけではない。車で通勤をしていると、ときどき駅前の雑踏が恋しくなる。家路につく人たちの足音や踏切の音に、くっきりとした輪郭があって、とても新鮮に響くのだ。田舎道を車で走る者には馴染みのない生活音である。休日にも同じ音を聞いているはずなのに、休日の街の音は、どこかぼやけていて胸にせまってくるものがない。
 
 ひさしぶりに普通の本屋に入ってみると、なんだか目がちかちかした。最近は古本屋ばかり行っているので(いつもそれだけで力つきるので)、この明るさに目が慣れていないのか。でも古本屋にいるときのように緊張しないので楽だった。
 古本屋というのは、店に入いるときから本をさがしているあいだ、会計を済ませて店をでるときまでずっと気がぬけない。いちばんしんどいのは何も買わずに店をでるときで、そんな場合は、もう一度おもての均一台を見せてもらいますんでという様子をわざわざつくってからサッと逃げることにしている。
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by kanabakari | 2010-06-17 23:33 | | Comments(0)
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